「夏咲きのまぼろし 三分咲キ版」曲紹介

 こんにちは。夏咲きのサウンド担当、暁冬麻(あかつきとうま)です。
この度はオンライン版サウンドトラックということで、ダウンロード誠に有難う御座います。
挨拶はこの程度にしておいて、早速各曲の紹介に移らせて頂きます。(曲名順)

break!
 当初、三分咲キ版のヒロイン、七代由亜のテーマという設定でした。
 が、別に各キャラのテーマに拘らなくても良いのでは?という話になり、
 特に由亜のテーマというわけではなくなりました。
 似非ジャズ調なこの曲ですが、騒がしい感じのイメージで、との注文でした。
 注文に際して君望の某曲みたいな感じ、と言われたことはここに書くまでもありません。

どろみの午後
 一番最初に完成した曲です。
 一番最初に出来ただけあって夏咲き全体の雰囲気を凝縮したような曲、のはずです。
 注文ではとにかくおとなしい感じ、と言われて作ったこの曲、シナリオライターに結構な影響を与えたようであります。
 oggにすると何故かノイズがプチプチと乗って不愉快な曲ではありますが。

草の小径
 「爽やかな朝を演出しろ―」そう言われて作った曲。
 当時スランプ中で練りに練って出来た苦難の曲です。
 しかし僕自身には一番お気に入りの曲でもあります。
 爽やかなギターと壮快なドラムのフィルイン、ノリのいいメロディをお楽しみください。

明けの風
 マイナーな感じでアンニュイな朝っぽく。
 そんな感じで作っていたら、いつの間にか過去編の演出曲になっていましたとさ。
 シナリオライターはこれを聞きながら過去編を書いたらしく、BGMとマッチしたと喜んでおりました。
 前作ぼたんゆきでも過去編の演出は好評だったようで、今作の過去編にもご注目ください。
 などと言いつつ僕はあまり気に入ってないです。


 何の心ですか?
 知りません。この曲は曲名が決まるのにかなりの時間がかかりました。
 結局適当な題名になってしまいましたが、一応感動系の曲なのではないでしょうか。
 イメージはAIRの某曲。なんて言ったら申し訳ないですね。


 最後のわけのわからない場面〜エンディングの曲です。
 イメージはクラナドの某曲。ところが何やらやたらと怖い曲に・・・
 この曲もなにげに僕は気に入ってます。
 流れるようなソロストリングと鬱を誘うピアノのメロディ、怖いコードでお楽しみください。

覚めは森の中に
 オープニングを飾るこの曲、最後まで聴いた方は少ないのではないでしょうか。
 正直これは某曲をパ○ってしまったのですがまぁ、良いのでは。
 こういう曲も初めての挑戦ですが、何事も模倣から入るのが成長への一番の近道です。


 六日目朝をイメージして作った曲です。
 っていっても誰もわからんか・・・
 イメージでは「夜明けの風」と似たような感じで、マイナーっぽい感じです。
 しかしシナリオライター兼演出の翔には「暗すぎて使いにくい」と言われてしまいました。
 確かに。
 リアルなストリングスのピッチカートがキレイに鳴っています。



とまぁ、こんな感じの夏咲きのまぼろしの曲々ですが、
製作期間は実質一ヶ月弱です。
全八曲中六曲は二週間で仕上げました。
というわけで非常にボロボロなところもあるわけでは御座いますが、
どうぞ皆様、完全版にご期待下さいますよう御願いします。
糞真面目に書き綴ってしまいましたが、ここまで読んでくださった方々に感謝致します。

2006年1月1日 暁 冬麻